最近は海外のゲームが何かと楽しい。「Half-Life 2」を初めてやった時の衝撃はとにかくすごかった。それまでFPS(一人称視点のシューティング)は特に興味が無く、むしろ海外のゲームはちょっと・・・くらいの抵抗感を持ってました。がしかし、「Half-Life 2」の現実と同じ感覚で動く物理システムの作りこみやストーリーは、それまでの抵抗感を無くすくらいの作品でした。まぁ、こんなことを言っといて、実はまだクリアーしたわけじゃあないんですけどね・・・悪い癖です。
最近では「BIO SHOCK」も良作でした。海外じゃあもの凄い絶賛の嵐だったんですが、なんか日本じゃあんまり受けなかった?のか、特に盛り上がらずでしたね。でも、さすがシングルプレイに心血を注いだだけのことはあり、ストーリーの展開のうまさややたらクオリティの高いグラフィック、完璧なまでに構成された世界観は非の打ち所がないくらいの勢いでした。すごい絶賛してますが、日本語版が発売される前に海外版買っちゃったくらい楽しみにしてましたから。
あ、これはちゃんとクリアーしましたよ。上記2作品とも、物理エンジンの部分は作りこみがかなりしっかりしているわけです。特に物理エンジンだけがゲームをおもしろくする要素ではないのですが、今日の記事の「Portal - Still Alive」はほぼ物理エンジンがメインくらいの勢いのゲームなんですが、世界的なゲームの賞を多数獲得しちゃうほどすごいんです。
「Portal」は冒頭で紹介した「Half-Life 2」の世界の中の一部なのですが、特にストーリーに重要にリンクしているわけではなく、Half-Life 2など数点のゲームをまとめたパッケージ「The Orange Box」の言わばおまけ的な扱いでした。「Portal」自体は簡単に言ってしまえば、3Dのパズルゲームです。ただ、物理エンジンは「Half-Life 2」に使われているエンジンを使っているので、現実とほぼ同等のぶつり法則がゲーム内に存在します。なんかこれだけでもおもしろそうなモノを作れそうですが、「Portal」が評価されたのは物理エンジンを最大限に利用した空間と空間をつなぐ斬新なシステムにあります。
一応います、主人公。そして、一応あります、ストーリー。主人公はポータルデバイスと呼ばれる空間と空間をつなぐ兵器?を完成させるための実験体という設定。冒頭は人気の無い実験室のような場所からスタートし、指示を出すロボット調の声の主からchamberと呼ばれる各ステージ(実験場?)をひたすらクリアーしていく、だけです。まぁ、途中展開はあるのですが、基本的にはこんな感じなので、ホントにストーリー云々ではないんです。
主人公はこのポータルデバイスを使って色々な仕掛けをクリアーしていくのですが、空間のつなげ方はとても簡単で、青い玉を壁に打つとポータル(ドア)ができます。もう片一方のオレンジを他の壁に打つと青の玉で作ったポータルとつながるという仕組み。ドラえもんもびっくりなわけです。


この仕組みに先述の物理エンジンが加わると、なんともおもしろい仕組みが出来上がります。
例えば、高いところから地面に向かって一つポータル(青)を開き、別の地面にもう一方のポータル(オレンジ)を別の場所の地面に作れば、人間大砲が出来上がります。高いところから青のポータルに飛び降りることで、飛んだ時の勢いや加速度を継承しオレンジのポータルから飛び出るといった感じです。他にもモノをつながっていない部屋から部屋に移動させたりなど、発想次第で各chamberのクリアーの仕方は無限大になります。
文章だけではあんまり伝わらない部分も多いので、興味のある方はエントリー下部のトレーラーをどうぞ。けっこう3D慣れしていない人は場合によって上下左右の感覚が無くなるので酔う可能性があるのでご注意ください。トレーラ終盤のループ部分なんかはもう合わせ鏡状態でカオス過ぎます。
「Portal」のそもそもの原案は、色々と調べたところ海外の専門学校生数人がチームで卒業制作に「Half-Life 2」の物理エンジンを使って今の「Portal」の原型を制作したところ、Valve Softwareの社長の目に止まり、主要メンバーを引き抜き、そして「Portal」の制作したという経緯みたいです。ありがちなサクセスストーリーですが、要は発想次第なんだなぁとしみじみ考えさせられます。
あと、このゲームのED曲がかなり好評で、海外でけっこう話題になっています。(いました?)確かにすごいイイ曲というか、歌詞のブラックさとかわいい曲調のコントラストがいい感じです。ちなみに曲自体はゲーム中、主人公に指示を出すロボットが歌っています。ちょっとネタバレなので、これからやる人は見ない方がよいかも。
ちなみにこの「Portal」のFlash ver.があるので、試しにやってみたいと思った人は下記の関連リンクからどうぞ。